たかいNOW Vol.6:骨粗鬆症と骨折 その1

あけましておめでとうございます。暖かい日が続きましたが、年も明け、雪国には雪が降り寒い冬がやってきました。寒くなると高齢者の骨折が増える傾向にあります。凍結した道路で転びやすいのはもちろんですが、寒さで体が縮こまると、なんでもない場所でも転びやすくなります。本格的な寒さがやって来る前に、骨粗鬆症(骨が脆くなる病気)と骨折についてお話ししたいと思います。

特定の病気や、薬が原因となる骨粗鬆症もありますが、多くの場合は高齢の女性に起こるのが骨粗鬆症です。閉経とともに女性ホルモンの分泌量が減少する事に加えて腸管でのカルシウムの吸収が悪くなり、カルシウムの吸収を助けるビタミンDをつくる働きが弱くなるなどの理由があります。また、若い頃よりも食事量や運動量が減るといった生活習慣の変化も関係します。体重が重い人ほど、重さを支えるため骨が丈夫になり、運動することで骨が重力を感じて丈夫になります。加齢による生理的な変化は、やむ得ないことかもしれませんが、できるだけ若い頃から無理なダイエットはやめて食事や運動に気を配ることで骨を丈夫に保つことができます。

先にも述べたように、骨粗鬆症になると骨折しやすくなり、それは年齢とともに、そして冬に増える傾向にあります。骨粗鬆症に関連する骨折は、その後の生活の質や生命にも影響を及ぼします。腕の付け根、手首、背骨、足の付け根の骨折が多くなり、最も心配な骨折が足の付け根の骨折で大腿骨頚部骨折です。大腿骨頚部骨折は、歩けなくなるために手術が必要になることが多く、寝たきりになる可能性が高い骨折です。寝たきりにならずに健康寿命を延ばして自分らしい人生を過ごすためにも骨粗鬆症を知り、骨折の予防に努めて行きましょう。

「健康寿命を延ばす」そのお手伝いが我々の役割と考えています。次回は実際に骨粗鬆症の予防や治療方法についてお話したいと思います。今年もよろしくお願いいたします。

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