関節の痛み







関節の痛み
JOINT

関節とは、骨と骨の連結部分で、骨同士は筋肉や靭帯で結ばれており、その間にはクッションとなる軟骨などがあります。歩く、しゃがむ、投げる、つかむといった動作ができるのは、こうした関節が正常に機能しているおかげなのです。関節部分の痛みだけでなく、手足の動きが悪いなどの異常を感じた場合も早めの診断をおすすめします。

こんな疾患が疑われます

  • ○四十肩・五十肩

    加齢により肩周辺の筋肉や腱が変性しておこるとされている疾患です。多くの場合は半年から一年程度で治るといわれますが、肩が上がらない、動かないなどの後遺症が残ることもありますので運動療法(リハビリテーション)が重要です。また、四十肩・五十肩でない他の原因による痛みの場合もあるので注意が必要です。

     

    ○腱板断裂

    四十肩・五十肩に隠れてなかなか治らない肩の痛みに腱板断裂があります。一度断裂してしまった腱板は自然治癒することなく、時間とともに肩の機能は低下しますが、多くの場合は注射や運動療法(リハビリテーション)を行うことにより改善します。いつまでたっても痛い、動かない場合は関節鏡による低侵襲手術により改善します。

    肩関節の痛みを治すには、まず運動療法を行うことが大切です。「ポットを持ち上げられない」「高い所にある物が取りづらい」「夜、痛みで目が覚める」など、あなたのその肩関節の痛みをお気軽にご相談ください。

  • ○変形性関節症(変形性股関節症・変形性膝関節症)

    股関節や膝関節で軟骨部分がすり減ってしまい、関節同士が直接ぶつかって痛みなどを発生させる疾患です。加齢や関節の使いすぎなどでおこりますが、初期段階であれば適切なリハビリテーションによる保存治療が可能です。

    たとえ手術が必要な場合でも、当院では関節鏡手術などを利用して、身体に負担が少なく早期に社会復帰の可能な方法で治療できます。

  • ○外反母趾

    足の親指の先が外側に向かって“く”の字に曲がる疾患です。女性に多くみられハイヒールや扁平足が原因になります。突き出した関節が痛んで靴が履けなくなるほどひどくなると手術が必要です。

    外反母趾や扁平足は、よほどの重症でなければ保存治療で改善できます。しかし、足の裏・中趾の付け根にタコがある場合は要注意です。外反母趾がすすみ、重症になる前に受診をおススメします。

  • ○【人工股関節置換術(THA)、人工膝関節置換術(TKA)】

    人工関節置換術の一番の目的は、「関節の痛みの除去」です。ほとんど歩けなかった方が歩けるようになったり、痛くて旅行に行けなかった方が旅行に行けるようになったり、生活の質(QOL)を大きく改善させる事の出来る手術です。
    当院ではMIS(最小侵襲手術)を採用しており、患者様の病態や希望により両側同時手術も行っております。特に人工股関節手術(THA)では前方アプローチ(DAA)を採用しており筋肉を温存できるため、術後1週間程度での早期退院も可能になります。
    また、整形外科に特化した当院の強みとして、患者様の希望日に手術を予定しやすく、仕事や家庭の都合も考慮しやすくなります。

     

    ○【リバース型人工肩関節置換術(RSA)】

    リバース型人工肩関節は腱板がなくなってしまった患者さまのために設計された人工の肩関節です。重傷の腱板断裂で腱板を再建できない患者さまにリバース型人工肩関節置換術は有効です。また、腕がまったくあげることができない状態についても、リバース型人工関節置換術を実施することで痛みや動きの改善が見込めます。リバース型人工肩関節置換術を実施するには、取得条件を満たした医師かつ日本整形外科学会の認定講習を受講した医師しか執刀できません。当院の樋口、渡海はリバース型人工肩関節置換術が実施できる認定医師です。お困りの方はご相談ください。

    早期退院、早期社会復帰が可能ですが、もちろんゆっくり入院、ゆっくりリハビリテーションを行うことも可能です。一人一人に合わせたスケジュールで治療を行いますので、まずはご相談ください。

  • ○【関節鏡手術】

    関節鏡手術は、小さい穴を数箇所作り細い内視鏡と手術機械を挿入しモニターに拡大して手術を行います。そのため、正常組織を傷つけにくい、微細な病変もしっかり確認できる、生理食塩水を流しながら行うので感染症を起こしにくい、などの利点があります。美容的観点からも多くの場合、非常に小さな跡しか残りません。当院では肩関節、肘関節、膝関節、足関節などの手術に積極的に使用しています。

    『低侵襲に正確な診断ができ、精密な手術が可能である』と言えます。
    肩関節では腱板断裂、反復性肩関節脱臼、関節唇損傷、投球障害を、膝関節では半月板損傷、前十字靭帯損傷、後十字靭帯損傷、関節軟骨の磨耗などの状態を細かく観察し手術が行えます。