首や腰の痛み 手足の痺れ







首や腰の痛み 手足の痺れ
SPINE

脊椎とは、いわゆる背骨と呼ばれる骨格で、首から腰までおよそ24個もの骨の連続です。身体を支えるだけでなく、骨の内部には脳からの神経が保護されているため、正常な運動機能を維持するために重要な役割を果たしています。手足の痛みやしびれなど、一見すると関係ないような異常も脊椎が原因になっている場合が多くあります。

こんな疾患が疑われます

  • ○頚髄症

    首の骨(頚椎部)の変形などにより、手足への神経が圧迫されて、しびれや動かしにくさといった症状をおこす疾患です。MRIなどの診断結果によりますが、軽度の圧迫であれば手術をする必要はなく通院での治療も可能です。

    シャツのボタンをかけにくい、字を書きにくい・歩きにくいなど、手足に運動機能障害が生じてくれば要注意です。早期の手術が必要となる場合もあるため、すぐに受診してください。

  • ○急性腰痛症(ぎっくり腰)

    重い荷物の上げ下げなどにより、椎間板や関節、筋肉、靱帯などを損傷した場合におこります。多くの場合で手術は必要とせず、きちんとした処置で自然治癒します。リハビリテーションによる、正しい姿勢や、筋力トレーニングなどで、ある程度の予防も可能です。

     

    ○椎間板ヘルニア

    骨と骨をつなぐクッションのような椎間板の一部が飛びだして神経にあたり、腰や手足に痛み、しびれを起こす病気が椎間板ヘルニアです。高齢者だけでなく30-40代の働き盛りにも多くなっています。

    腰痛や手足の痛みの原因が椎間板ヘルニアであっても、初期であれば症状を和らげる薬や注射での治療が中心です。手術や入院の心配をせず、まずは早期に診断を受けてください。

  • ○脊柱管狭窄症(神経痛)

    脊柱管という神経の通り道を、骨や靱帯の肥厚、椎間板の突出などで圧迫してしまう病気です。とくに高齢者に多く、長距離の歩行などで臀部から下肢にかけて痛みやしびれが発生します。

    手術をするかどうかは日常生活に支障をきたしている度合によりますが、もしも排尿・排便障害や筋力低下などがおきているなら早期手術が必要です。