院長Blog:ノルディックウォーキングのすゝめ

 

ノルディックウォーキングのすゝめ ~あなたも腰痛にお悩みではないでしょうか?~


背骨は、横から見ると、ゆるやかなS字カーブを描いています。このカーブがあることで、上半身の重さが分散され、腰にかかる負担が軽くなっています。このS字カーブは腹筋と背筋が背骨を支えることで維持されています。しかし、腹筋と背筋は、30歳代から老化がはじまり、運動不足などが加わると、筋肉はさらに衰えていき、やがて背骨を支えられなくなります。また、姿勢が悪いと姿勢を保つために筋肉が緊張し、コリや痛みがでます。痛みがあると運動しなくなり、筋肉がさらに衰えるという悪循環に陥りやすくなるのです。運動不足が続くと筋肉が硬くなり、腰回りの柔軟性が失われます。可動域が狭くなり、腰を少し動かしただけでも、限界に達して痛みが生じます。

こう説明すると腰痛の改善には運動が不可欠だと理解できますね。誰でもできる運動はウォーキングです。ウォーキングにより、腹筋や背筋が鍛えられ、背骨を支える力が高まり、硬くなった筋肉がやわらかくなっていきます。

せっかく同じ距離を歩くなら、運動効果が高いほうがいいですよね。そこで、2本のポールを持って歩く「ノルディックウォーキング」を紹介します。 ノルディックウォーキングは、スキーのストックに似た専用ポールを使って歩くだけで、身体全体の90%の筋肉を動かし、1時間あたり約400kcal(通常のウォーキング/280kcal )を燃焼する全身運動です。しかも、ポールを使用することで、膝や股関節・背骨への負担を軽減できます。海外では世代を超えた人気スポーツとして定着していますが、日本に上陸したのはつい最近で、北欧ブームや健康ブームと共に紹介されることが多くなっています。

今回は腰痛を例にしましたが、全身の痛みは運動することと密接に関係しています。あなたの身体の痛み、ノルディックウォーキングで改善するかもしれません。

ノルディックウォーキングについては、次回の健康教室にて詳しくご説明いたします!

●次回健康教室 ⇒ ノルディックウォーキングで健康寿命を伸ばそう!~ポールを使った体操から認知症予防の歩き方まで~

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